漢方書籍紹介

漢方をイチから学びたい方へ
 漢方の勉強は漢方薬と漢方理論の2つを学ぶ必要があります。
実際に当薬局での研修で使用しているそれぞれの書籍を紹介します。

1.漢方薬の勉強

「漢方処方解読マニュアル 改定版」著:金 兌勝

「漢方薬とは」に記載してあるように、現代日本において、製品化・製造許認可の取れている処方だけでも200を超える処方があります。また薬価収載されているだけでも生薬が200弱あり、その組み合わせから想像すると漢方家が処方する可能性のある漢方薬はとんでもない数になります。

これでは対処しようがないと思われがちですが、漢方の体系にのっとった処方には当然規則性があります。十数種類の生薬の組み合わせた処方であっても、核となる基本方剤の組み合わせと解釈すれば、案外容易に処方意図が読めてきます。

この書籍では、多くの処方の核となる5種類前後の生薬の組み合わせである基本方剤を解説することで、処方せん上の漢方処方の意図が読み取れるヒントを提供することを目的としています。

★本書の内容はNPO法人医学教育研究所の提供するe-ラーニングのコンテンツとして配信されています。ぜひ、合わせてご活用ください。

詳しい内容、購入ご希望の方はこちらから。

2.漢方理論の勉強

「わかる中医学入門」著:邱 紅梅

漢方・中医学を基礎から学びたい方にお勧めの1冊です。
日本の漢方事情にも詳しい中医師である邱紅梅先生がわかりやすい言葉で記述してくれています。入門書には珍しく「弁証の運用」など臨床に応用する上でのポイントが記述されている点もこの本の特徴と言えます。
これから、ちゃんと漢方を学びたいとお考えの方は、初めにこの書を一読ください。